こんにちは!ぽんちゃんです!
新年早々、お風呂場シャワー(カラン)からお湯(水)が出なくなったので、DIYで『一時止水切替弁ユニット』を交換してみました。
業者に頼むと1~2万円はかかる修理代が約3,000円(部品代)で済みましたので備忘として残しておきます。
『ハンドルは回るのにお湯(水)が出ない・止まらない』
そういった症状ならもしかしたら今回の記事で改善出来るかもしれませんよ。
故障個所の特定
まずは故障の原因が「給湯器」か否かを確定させます。
「給湯器」の故障になると、直るまでお湯が使えなかったりと何かと不便ですので、祈る気持ちでキッチンや洗面台に行きお湯が出るか確認します。
幸いにも我が家はお湯が出てきましたので「給湯器」の故障ではない事が判明しました。
次は湯船にお湯張りをしてみます。
こっちも普通にお湯が出てきたので給湯器ではなくシャワーの故障がほぼ確定です。
というわけで実生活への影響は「シャワーが使えない」だけ。
この状況を理解した瞬間に「緊急対応モード」から解放されて一気に落ち着くことができました。
友人に相談したところ「『一時止水切換弁ユニット』の故障ならdiyで交換できると思う
」
とのことでしたのでシャワーを分解して故障個所を特定していきます。
水がどこで止まっているかを確認するため、シャワーの化粧板を外します。
ハンドルの隙間にマイナスドライバーの先端を差し込みゆっくりとパーツを抜いていきます。
経年劣化で壊れやすくなっていますので慎重に外します。
この右側の白いツマミが『一時止水切換弁ユニット』というシャワーやカランの湯量を調節する部品です。
左側は温度調節の部品(サーモスタットカートリッジ)ですが化粧板を外すために左のハンドルも外します。
下面にあるネジ2か所をプラスドライバーで外します。
プラスチック板の爪は割れやすいので慎重に外します。
爪はこのような特殊な形をしています。
万が一割れてしまったらKVKのショップで購入可能です。
右のプラスチック板:型番【Z416018】
左のプラスチック板:型番【Z416019】
化粧板を外しました。ムキだしの配管が生々しいです。
初めて見ましたが、神社で見たことあるような色ですね。
出てきた水道管のボルトをモンキーレンチでゆっくりとゆるめます。
ゆるめたボルトの隙間から水滴が漏れ出てきましたので、ここまで水が来ていることが判明。
写真だとわかりにくいですがジワーッと水が染み出てきます。
もう片方のボルトも同じようにゆるめて水が漏れ出るかチェックします。
左側も水が出てきましたので
『一時止水切換弁ユニット』の交換で直る可能性が高いです。
我が家のシャワーの型番はKVKの『KF800ZTK』
化粧板の右サイドに型番シールが貼られていました。
互換性を調べると『一時止水切換弁ユニット Z695A』が取り付けられるようです。
アマゾンで注文すると翌日到着とのこと
折角なのでカルキで白くなった部品をクエン酸水に浸して明日まで待つことにします。
白いカルキ汚れにはクエン酸(pH2)が効きます。
部品の交換
昨日の続きです。
まず最初に止水するのですが、水道の元栓を止めると家全体の水が使えなくなるので、2箇所の止水ネジをしめてシャワーだけ止水します。
写真は通水している状態。
止水するとここまでネジが入り込みます。
左右2箇所のネジをしめると止水しました。
『一時止水切換弁ユニット』をロックしているボルトを外します。
今回する作業の山場パート1です。
ボルトの幅が3cm弱あるので大きいモンキーレンチが必要です。
モンキーレンチをボルトにセットしてゆっくりと下に体重をかけます。
カルキ成分等でボルトが固着しているので結構な力が必要です。
管にヒビが入るとシャレにならないので慎重に回してください。
ボルトを外すと『一時止水切換弁ユニット』が取り出せます。
あとはこの部品を交換するだけなんですが、カルキ等で固着していてなかなか硬くて外れにくいです。
これを外す作業が今回する作業の山場パート2になります。
私はモンキーレンチを台座にし、ペンチで『一時止水切換弁ユニット』をつかんでテコの原理で外しました。
固着しているので少し動けば後は簡単に抜けます。
素手だとなかなかの重労働になると思います。
外された故障の原因『一時止水切換弁ユニット』
本来は白いツマミを回すと右側の2つの穴が開閉して水を出したりするのですが、ここが壊れたようでいくら回しても開閉せずに空回りしていました。
我が家は【水が出ない位置】で空回りですが、【水が出る位置】で空回りだとシャワーの水が止まらない症状になると思います。
新しい部品を取り付けます。
部品の出っ張りを管のくぼみに沿ってはめるだけです。
限界まで奥に押し込んだら逆の手順で元に戻します。
最後にクエン酸に浸しておいた化粧板等を掃除して取り付けます。
中和されていますので、頑固なカルキでも爪でカリカリするだけでボロボロと剥がれます。
完成
問題なくお湯(水)が出るようになりました。
最後に
15年使ってきたシャワーですが、1日ぶりにハンドルを回してお湯(水)が出たときは素直に感動しました。
作業自体は15分間ほどで終わりましたが
「固着したボルトや部品が動かない。」
が作業ポイントになったDIYでした。
いろいろ調べたところ『一時止水切換弁ユニット』は10〜15年くらいで壊れる消耗品のようですので、早めに交換方法を覚えて次回に備えておくのも良いと思います。
参考にされる際はくれぐれも自己責任でお願いします。
ぽんちゃんでした。