こんにちは!ぽんちゃんです。
おかまバーに行ってきました。
今回で行くのは3回目ですが、おかまバー面白いっすね。
おかまさんはいろいろと苦労されている分、言葉は重たいし、体験談のレベルも高い。
ノンケの私からしたら一種の『冒険記』を読んでいるようなドキドキ感をもらえる異文化空間であります。
そもそも「24会館」なんてハッテンバ情報はフィクションであって欲しいと願うくらいのインパクト大の冒険スポットになります。
3回目の利用となるこのお店に在籍するおかまさんは
「女性にしか見えない奇麗な人」
「無駄に体がデカい女性っぽい人」
「奇麗になる気が一切ない人」
などと多様で、普通のおじさんがただ女装してるだけのような人もいます。
てゆうか「女性ホルモン」を取り込んだり、それこそ海外で工事して女性の体へとチューンナップしているおかまたちが多いお店なのに
そこに女装しただけで紛れ込んでいる女装おじさん
図々しいにも程がありますよ。
奇麗系のおかまに謝れ!やる気出せ!せめて化粧しろ!
なんて思ってたらこの女装おじさんが私の横に座りました。う、うそだろ!?
「こんばんはナントカ~(なんか本人が面白いと思って考えたギャグを言ってましたが、くだらなすぎて忘れました)」
と既にテンションはレッドゾーン
今日は疲れちゃうかもなぁ~ でもこんな女装おじさんになんか負けられないんだYO~!!
と楽しむ方向に切り替え
「いやぁ~今日も黒くてショッキングピンクですねぇ~」なんて第一印象を色で表現して飲む覚悟を決めます。
本物の女性でも着ないようなピンク色のヨレヨレなドレスについて聞くとおじさんの私服らしく普段から女装して電車出勤しているそうです。
電車出勤?・・・ということは出勤した数だけ電車の話題を独り占めにしてきた、ただの町のヤヴァイ有名人じゃないですか!この人名物おじさん!?
ある意味「会いに行けるアイドル」ならぬ「会いに行ける町のヤヴァイ奴」って感じで少しだけ得した気分
今後、町で会っても見て見ぬフリしますけどね
女装おじさんと話してて気づいたんですが、「おじさん」+「女装」の破壊力って凄まじいです。
おじさんがマジメな顔をすればする程、女装のせいでマジメに仕上がらないという。
マジメになればなる程ブチ壊しのファッションって意味ではもうエンペラーって感じで女装が全てをブチ壊してくれます。
あまりにも面白いので女装おじさんに
「地球人について一言」とかお題を出しては格好つけて語ってもらったりして、笑いすぎて息ができませんでした。
結局この女装おじさんと何を話したのかよく覚えていませんが、かなり楽しかったです。
帰り際、冷静になって今まで自分のいたテーブルのメンツを見てみると
「女装おじさん」(推定60歳)
「北斗の拳の雑魚キャラ風オネエ」(年齢不詳で化粧が濃い)
「奇麗系なのに2mはありそうな大男」(40代玉無し)
何これ?新しいキモだめし?って感じの濃いメンバーでした。
そしてこのメンバーの間を縫うように「妻」「友人」「友人妻」「私」といった馴染みの2世帯4人が座っています。
実は友人夫婦と4人でおかまバーに行ったのでした。
まだ一人でおかまバーは無理というか怖くて行けないです。
多分、一人で行ったらこの濃いメンバー達と同じICチップを脳に埋め込まれて仲間にさせられるんだと思います。なんちて
おかまさんのように自分に正直に生きるって大変だと思いますので、陰ながら応援したいと思います。
おかまバーは普通に勉強になって楽しい空間でした。
しばらくは間に合っているぽんちゃんでした。